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金属加工のことについて

鉄ネコの日々あれこれを綴っています

製図基本(2) 寸法記入・表面形状・面取り・テーパなど学ぶ

授業「製図基本」第二弾
金属加工ことはじめ

前回に引き続き、今日も製図についての基本を学びます!
基本はどの正解でも大切です。基本ができてない者は応用が効きませんからっ!

寸法記入法

製図に寸法を書くときの決まり

  1. 製図に描く対象物の機能や、製作、組み立てなどを考えて、
    「描いておかないと他人にに伝わらないな、必要だな」と思う寸法を分かりやすく図面に描いてよ。
  2. モノの大きさ、姿勢や位置を最も分かりやすく表す書き方
    記号とか使って指示するんやで。
  3. モノの機能を考えたとき、必要な寸法(機能寸法)は、必ず記入してや。
  4. 寸法線・寸法補助線・寸法補助記号などを用いて、寸法数値によって描いてよ。
  5. なるべく主投影図に集中して描いてね。
  6. 図面に示す寸法は基本、何か理由がない限り仕上がり寸法で描いてね。
  7. なるべく計算して求める必要がないように描いてね。
  8. なるべく工程ごとに配列を分けて描いてね。
  9. 関連する寸法は、なるべく一か所にまとめて描いてね。
  10. 必要に応じて基準とする点、線または面を基にして描いてね。
  11. 重複記入を避けてよ。
  12. 機能上(互換性を含む)必要な場合、JIS Z 8318によって寸法の
    許容限界を指示する。ただし、理論的に正しい寸法を除いて描いてね。
  13. 参考寸法については、寸法数値に括弧をつけてね。
寸法補助線

寸法は、基本は寸法補助線を用いて、寸法線を記入した上に寸法数値を表示します。
寸法補助線を引き出すと図が紛らわしくなる時は、こうじゃなくても良いよ。

寸法線

寸法線は指示する長さか、角度を測定する方向に並行に引き、
線の両端には端末記号を付けること。

備考:一枚の図面では、矢印を記入する余地のない時を除き、
端末記号の混合をしてはならない。

寸法数値

長さの寸法数値は、通常はミリメートルです。

寸法数字

長さの寸法数字は、通常はミリメートルの単位で記入し、単位記号は付けない
角度の寸法数字は、一般に度の単位で記入し、必要がある場合には
「分」「秒」を併用することができます。

度、分、秒を表すには数字の右肩にそれぞれ「°」、「′」、「″」

度、分、秒、全部キーボード変換で記号が出てきてびっくりしました!
今まで知らなかったなぁ!

寸法数字は、水平方向の寸法線に対して、図面の下辺から垂直方向の
寸法線に対しては図面の右から読めるように書く

区分 記号 呼び方 用途
直径 φ まる 直径の寸法の数値の前に付ける
半径 R あーる 半径の寸法の数値の前に付ける
正方形の辺 かく 正方形の一辺の寸法の数値の前に付ける
板の厚さ てぃー 板の厚さの寸法の前に書く
45°の面取り しー 45°の面取りの寸法の数値の前に付ける

知ってました?「φ」コレって「ファイ」で打ったら出てくるんですよ。

寸法補助記号

●半径の表し方
半径の記号Rを寸法数値の前に寸法数値を同じ大きさで記入して表します。
ただし半径を示す寸法線を円弧の中心まで引く場合にはこの記号を省略しても大丈夫。

円弧の半径を示す寸法線には、円弧の側にだけ矢印を付け中心線には付けない。
なお、矢印や寸法数値を記入する余地がないときは、図例を参考に。

直径の表し方

対象とする部分の断面が円形のとき、その形を表さないで、円形であることを示す場合には、直径記号φを寸法数値の前に、寸法数値を同じ大きさで記入すること。

円形の図及び側面図で円形が現れない図のいずれの場合でも、直径の寸法数値の後は明らかに円形になる加工方法が併用されている場合には、寸法数値の前に直径の記号φを記入しない。

正方形の辺の表し方

対象とする部分の断面が正方形であるとき、その形を図に表さないで、正方形であることを表す場合には、その辺の長さを表す寸法数値の前に、寸法数値を同じ大きさで、正方形の一辺であることを示す記号□を記入する。

正方形を正面から見た場合のように、正方形が図に表される場合には、正方形の一辺であることを示す記号□を付けずに、両辺の寸法を記入しなければならない。

厚さの表し方

板の主投影図にその厚さの寸法を表す場合には、その図の付近または図の中の見やすい位置に、厚さをあらわす寸法数値の前に、寸法数値と同じ大きさで厚さを示す記号「t」を記入する。

面取りの表し方

一般の面取りは、通常の寸法記入方法によって表す。45°面取りの場合には、面取りに寸法数値×45°又は記号Cを寸法数値の前に寸法数値と同じ大きさで記入して表すこと。

穴寸法の表し方

きり穴、打抜き穴、鋳抜き穴など穴の加工方法による区別を示す必要がある場合には、工具の呼び寸法または基準寸法を示し、その後に加工方法の区別を、加工方法の用語を規定している日本工業規格によって指示する。ただし、表に示すものについては、この表の簡略指示によることができる。

一群の同一寸法のボルト穴、小ねじ穴、ピン穴。リベット穴などの寸法表示は
穴から引き出し線を引き出して、その総数を示す数字の次に×を挟んで穴の寸法を
記入する。この場合、穴の総数は、同一箇所の一群の穴の総数(例えば、
両側フランジをもつ管継手ならば、片側のフランジについての総数)を記入する。

穴の深さを指示するときは、穴の直径を示す寸法の次に、”深さ”と書く。その数値を記入する。ただし、貫通穴のときは、穴の深さを記入しない。
なお、穴の深さとは、きりの先端の円錐部、リーマの先端の面取り部などを
含まない円筒部の深さをいう。

ボトルの頭を沈める場合などに用いる「深ざぐり」の表し方は、深ざぐりの直径を
示す寸法の次に深ざぐりと書き、次に深さと書いてその数値を記入する。
ただし、深ざぐりの底の位置を反対側の面からの寸法で指示する必要があるときは、寸法線を用いて表す。

テーパ

テーパ比は、テーパをもつ形態の近くに参照線を用いて指示する。
参照線は、テーパをもつ形態の中心線に平行に引き、引き出し線を用いて
形態の外形線と結ぶ。ただし、テーパ比と向きを特に明らかに示す必要がある場合には、テーパの向きを示す図記号を、テーパの方向と一致させて描く。

勾配

勾配は勾配をもつ形態の近くに参照線を用いて指示する。参照線は水平に引き、引き出し線を用いて形態の外形線と結び、勾配の向きを示す図記号を、勾配の方向と一致させて描く。

形鋼、鋼管などの寸法(JIS B 0001:2000)

等辺山形鋼=LA×B×t-L
不等辺山形鋼=LA×B×t-L
溝形鋼=H×B×t1×t2-L

区分 現場での呼び方
山形鋼 アングル
溝形鋼 チャネル(チャンネル)
H形鋼 H鋼
I形鋼 Iビーム
表面性状の図示方法

表面形状とは、表面粗さ、加工する面としない面の区別、刃物によってつけられる筋目の方向をいいます。
表面のつるつるやざらざらは、製品の寿命や部品の互換性などに影響するので、必要な表面にはその度合いを規制し、管理する必要があります。

表面粗さと表面性状

JISの表面粗さの度合いを表す基準には、粗さ曲線をパラメーターとして、次のような規定がある。(JIS B 0601:2001)

表面粗さと表面性状は、あくまでも見た目のキレイさとは別。

・算術平均粗さ(Ra) 表面の凹凸を平均して計算します。
・最大高さ粗さ(Rz) 
表面の最も高い凹凸の数値。1つでも大きな傷があるとアウト。
・要素の平均粗さ(RSm)
・負荷率長さ(Rmr(c))

仕上げ記号

仕上げ記号は、JISの1982年版の附属書に規定されていましたが、国際性がなく1994年の改正で廃止されたそうです。でも、今でも使用されることもあるので参考に。

仕上げ記号 表面粗さの標準数列(Ra・Rmax・Rz)
▽▽▽▽ 0.2  0.8  0.8
▽▽▽ 1.6 6.3 6.3
▽▽ 6.3 25 25
25 100 100
「〜」は特に規定しない
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