ここからは、新たに炭酸ガスアーク半自動溶接に挑みました。
炭酸ガスアーク半自動溶接は、溶接アークを守るシールドガスに二酸化炭素(CO2)を使います。ですので、CO2溶接と呼ばれたりもします。
ガス溶接とは違って、トーチと呼ばれる持ち手の部分のスイッチを押すと、溶接ワイヤーが自動的に出てきてくれますので、手軽に使える溶接ですね。
初回の授業 電圧・電流を意識しながら、まっすぐリードを引くことから。
ガス溶接と違い、保護面と腕カバー・肩カバー・エプロン・脚カバーをガッツリ着けて溶接します。フル装備すると「ザ・溶接!」って感じですね!
保護面をすると、当たり前ですが何も見えない。アークは非常に強い光と熱を発生させています。すぐそこに太陽が。そう、まともに見ると目が焼けます。そして肌が日焼けするんです。キケン!
何度か溶接面をかぶる前に、アークを焚いてしまい直視してしまいましたが、しばらく目の奥が痛くてチカチカしていました。私のような失敗には、お気をつけください。
トーチをなるべく直角に当てないと行けないので、腕がつる!っと必死になっていましたが腕がプルプルしている時点で、だめ。
何度か引くのですが、なかなかビードが安定しません。上は恥ずかしながらアップしますが、右進で引いたビードです。ビードの盛り上がりもまだイメージに近づけません。
溶接姿勢をきっちり決めるところが重要だと、先生に指摘いただきました。自分で楽な姿勢がどういうものか探ります。腕を膝などに固定して、トーチは柔らかく持つ(最初のデートで恋人と手をつなぐ感じ)という甘酸っぱい例えで教えていただきました。
しかし、炭酸ガスアーク半自動溶接はガス溶接より怖くない!だってあんまり見えないから。しかし、スパッタが飛んで気がついたら服に小さな穴が。
そして良いリードを引けている時は、ジーッという音がでるそうな。職人さんは音を聞いただけで、上手く溶接できているか分かるんですって。はぇぇー。
午後からは(課題)5枚の鉄のプレートをすき間2ミリ空けて溶接でつなげます。