製缶応用課題 トロ箱つくり。
トロ箱という、工場でよく見かける部品などを入れる箱を作っていきます。
半自動溶接応用課題
1)使用材料
SPCC 0.8×3’×6’
(冷間圧延鋼板t0.8mm×914mm×1828mm)
部品A 536.4mm × 457.0mm : 1枚
部品B 215.4mm × 246.2mm : 2枚
→3×6板から効率よく切り出すこと
2)使用機器工具
- シャーリングマシン(薄板用)
- コーナーシャー
- プレスブレーキ
- 半自動溶接機
- ケガキ用工具一式
- 測定器
- ディスクグラインダー
3)工程
- 図面の確認
組み立て図から各部材の長さ・寸法を計算する。 - 切断作業
シャーリングにて切断。やすりにてバリ取りを行うこと - ケガキ作業
切り欠き部、曲げ線を部材にけがく。 - 切り欠き作業
切り欠き部をコーナーシャーにて切断 - 曲げ作業
プレスブレーキで各部材を曲げる。今回はヘミング曲げと90°曲げの箇所がある。
(曲げ順)
1. ヘミング部の曲げ
2. ヘミング部の90°曲げ(本体→側板) - 部材の組立(タック溶接)
・半自動溶接機の準備。
・ワイヤYGW12 φ1.0
・コンタクトチップ・送給ローラーの交換
・タック溶接は小さく、点数を多く行うこと。 - 本溶接
- 仕上げ
初日は、一枚板から材料を切り出します。
底面1枚、側面2枚が一人分。それを8名の生徒分必要なので、効率よく切り出すにはどういう切り方が良いのか、ホワイトボードで書き出します。
シャーリングマシンの使い方。一度学んだのですが、忘れていました。ですので、こうやって画像と文字でまとめることで覚え直すきっかけとしています。やっぱり触る機会がないと忘れますよね。。(言い訳)
そして切り出した部品がこれです。
次はコーナーシャーを使用します。
新しい機械です。その名の通りコーナー、角を切り出す機械です。
間違っても指を機械の中に入れてスイッチを押さないように、紫色の柵を取り付けて指が入らないようにしています。
対面で2カ所カッターの刃が付いているのですが、片方はコーナーを切り出す刃で、もう一方は四角で切り出す刃がついています。どちらか一方を操作すると両方とも刃が降りてしまいます。事故につながるため、使用するときはどちらか一方のみです。
こちらも順番に切り出し加工をやっていきます。
いよいよプレス機で曲げ加工です。
気をつけないと指を切断する事故が起こるとよく聞くあれです。ですので、みんなの操作手順を聞く態度も熱心です。
プレス機でヘミング曲げと90°曲げを行います。どの順番で曲げるか考えてから間違いなく曲げていきます。
初日は、部品を作成して終了です。
ここまでは、順調ですね!しかし大型の機械を操作するのってワクワクしますね。合わせて危険なので気をつけないといけませんが。