ここでは私が受けた「溶接技術科」の時間割(タイムスケジュール)や休日・修了要件について紹介します。
改めてですが、職業訓練に通った人は誰でも無条件に卒業できる訳ではありません。簡単に言うと、真面目に全ての訓練カリキュラムを修了することが求められる訳です。卒業できないケースについても紹介していきますね。
1.職業訓練校の時間割
9:00スタート、15:10終了(授業は6時間)
6:30 起床 お弁当を作る
8:10 出発(訓練校まで電車で30分弱)
8:45 訓練校に到着
9:00〜9:55 1時限目 (休憩5分)
10:00〜10:50 2時限目 (休憩5分)
10:55〜11:45 3時限目 (休憩5分)
11:45〜12:30 お昼休み
12:30〜13:20 4時限目 (休憩5分)
13:25〜14:15 5時限目 (休憩5分)
14:20〜15:10 6時限目 (休憩5分)
16:20 帰宅
16:30 ゴロゴロする
19:00 夜ご飯・入浴
19:30 自由時間・授業の復習など。
22:00 就寝
50分ごとに5分間の休憩時間、午前中は3時間目まで、午後は6時間目まで。
授業の内容によって、休憩が長くなったりするので、時間割は割と流動的でした。1日の授業が終了したら、教室で復習をする人や、時間がある人はクラスメイトと会話したりして解散していました。
2.職業訓練校の休日は?
基本土日祝休み+訓練休
休日は、土曜日・日曜日・国民の祝日、訓練休等です。
ちなみに私の場合は、半年のコースで6回訓練休がありました。土日でも祝日でもないお休みってなんかうれしかったです。
平日の休日をうまく利用してハローワークで就職情報を得ることも役所や年金事務所に相談に行くこともできます。
入所日に卒業までの予定表をいただけますので、確認して下さいね。このほか「調整日」というものもあるのですが、これは休みではありません。あくまでも授業のスケジュールを調整する日という意味だそうです。
3.休みすぎに注意!!卒業の条件
職業訓練の卒業の条件(修了要件)は大きく分けて次の2つがあります。
1つ目の条件は、出席率です。
職業訓練の授業は「学科」と「実技」の科目に分かれていますが、その総訓練時間の8割以上を出席時間の取得があり、訓練目標に到達したと判断されることが必要となります。
ですので、本当に訓練中の自己管理が大事なんです。当たり前ですが、指導員の方からいちいち「あなたはあと○日休んでいいよ」などと教えてはくれません。職業訓練校はすべての授業をきちんと出席することが前提です。
病欠で何日も休んでしまい、残りの訓練期間は何がなんでも体壊せない!なんてことにならないように気持ちを引き締めて過ごしましょう。
時間数のカウントについて
訓練は、原則1日6時間(午前3時限・午後3時限)で設定されていて、出席時間数については全て1時間単位でカウントします。
欠席者への警告など
欠席時間数が多くなった場合、担当している指導員の方から指導があるようです。総訓練時間の10%程度の欠席で警告、15%程度の欠席で退所を前提とした勧告もあるようですので、注意が必要です。
欠席数だけじゃない。こんな場合でも退所処分になります。
※ポリテクセンター資料より抜粋
・出席が常でなく、欠席、遅刻又は早退が著しく多きとき
・施設の秩序や最適な訓練受講環境を乱したとき、又は乱すおそれがあり
訓練生の本分を失ったと認められるとき
・故意に施設の設備又は物品を亡失、 毀損又は施設外に持ち出したとき
・指導員のパソコン等機器及び訓練用機器を無断で使用及び閲覧したとき
・法令違反等、公序良俗に違反し、社会通念上、訓練受講生として相応しくないとき
・各届出書の提出及び諸手続きを所定の期日までに行わなかったとき
・公共職業安定所からの受講指示・受講推薦・支援指示の取り消しがあったとき
・総訓練時間の8割以上を出席の修了要件を欠いたとき
・その他、訓練の受講継続が困難であるとき
入所のしおりより参照
きっと上記のような理由で、退所処分になった人が少なからずいるんでしょう。結構具体的な記述が気になりますね。指導員のパソコンを無断で閲覧したり使ってしまった人がいるんでしょうか。。。
4.まとめ
・授業は1コマ50分ごとに5分間の休憩時間。
午前中は3時間目まで、午後は6時間目まで。
・休みは、土日祝+訓練休
・修了要件は、総訓練時間の8割以上を出席。
8割以上の出席を求められるわけですが、天候悪化など自分の意思とは関係なく訓練を休まざるを得ない状況になることもあります。
お子様がいらっしゃる方や、就活で活発に動きたい方などは、日頃から自分で管理する癖をつけておく事が大切です。