みなさんは、どんな仕事につきたいですか？
できれば自分の好きなことを仕事にしたいですよね。でも、働く世界は変わりつつあり、いつも同じ仕事があるとは限りません。そんな中今年、政府は労働市場の「三位一体」改革という新しいアイデアを提案しています。
1. 労働市場の「三位一体」改革って何？
政府の打ち出した「労働市場の三位一体改革」とは、て①リスキリング（学び直し）②職務内容を明確にして成果で評価する「ジョブ型」の導入③成長市場への労働移動の円滑化という、3つの考え方です。
①学び直し（リスキリング）とは
新しい技術や知識が求められるとき、自分がそれを学んで新しいスキルを身につけることです。例えば、10年前には存在しなかったスマホの修理の技術を学んだり、新しいコンピューターのプログラムを習ったりすることです。これには、学校の授業だけでなく、職業訓練などのプログラムでも身につけることができます。
②職務内容を明確にして成果で評価する「ジョブ型」の導入
仕事の内容がはっきりしていて、それをどれだけ上手にこなせるかで評価されるという考え方です。たとえば、デザイナーの仕事なら、描いた絵やデザインのクオリティや新しさで評価されます。これもまた、新しいスキルを学ぶことで、自分の評価を上げることができます。
③成長市場への労働移動の円滑化
経済の変化に適応し、雇用の機会を増やすための政策です。これは、人々が古い、成長が鈍化している産業から新しい、成長している産業へと移動するのを助けるものです。より待遇の良い企業に転職する行動が活発になれば、自ずと所得も上がっていくのではないかという目論見もあるようです。
2. 何よりも大切なのは、「学び続ける」という意識を持つこと
仕事がどんどん変わっていく世界では、一度学んだことをずっと使い続けるだけではなく、新しいことを学んで自分を成長させることが重要になります。終身雇用の時代は終わりました。
このブログで紹介しているポリテクセンターなどを賢く利用して、どんどん自分の市場価値を高めていきましょう！
3. 職業訓練でリスキリング
リスキリングの方法として、覚えておきたいのが職業訓練です。職業訓練校では「Web・アプリ・Javaエンジニア養成科」「ペットトリマー科」「洋服ファッションリフォーム科」「介護職・介護事務科」「CAD」「電気設備」「ネイルアート」「パソコンスキル」「機械」「プログラマ」「うどん」「伝統業」「観光・旅行分野」などなど、地域によって珍しい訓練も行われています。
給付金をもらいながら学べるため生活の心配をせず、集中してリスキリングできる、国のとてもありがたい制度です。
職業訓練について、こちらに詳しく書いています。
(1)職業訓練ってなに？自分にあったコースを上手く見つけるポイント
4.まとめ
これからの世界は、自分がどれだけ新しいことを学び、変化に対応できるかが問われる時代です。スキルを取得するには、職業訓練などの支援やツールはたくさんあるので、うまくこれらの精度を利用して自分の夢を追い求め、自分らしい人生を歩んでください。
皆さんの未来を明るく照らす一助になることを願っています。