皆さま、職業訓練後の追跡調査って聞いたことがありますか?
職業訓練が終わってから、職業訓練校が卒業生の就職状況を調べるやつなんですが、
詳しくは↓
職業訓練後の追跡調査ってなに?
しかしこのコロナ不況の昨今、就職活動は厳しいと言われています。3ヶ月で就職が決まらなければどうなるのでしょうか?
1.よく職業訓練校のパンフレットで書かれている就職率が重要!
公共職業能力開発施設のポリテクセンターでは国に、民間の職業訓練の専門学校などは都道府県から委託され、訓練をおこなっています。なので、都道府県は適正な訓練が実施されているか、評価しなくてはいけません。
そこで指標となるのが就職率です。この就職率を算出するために、追跡調査は欠かせないんですね。そして就職率の高さによって、訓練校に報奨金が支払われる仕組みなので、民間の職業訓練校は特に就職してもらわないと困る感じですね。
2.実際の調査方法は?
90日間で毎月1回だとか、30日後と90日後など一定期間経過ごとにそれぞれ就職報告をしなければいけないそうです。
私はすぐに個人事業主としてフリーランスになったので、何度も追跡調査された経験はありませんでした。
報告は基本的に書類。
特に就職先に書いてもらう書類があるので、就職していないのに「就職した」と報告するといった、ウソの報告は出来ないようになっています。
これ以外のやりとりとして、電話かメールになるとは思いますが、訓練校から就職活動状況の確認があります。学校に出向いて報告をしなければいけない場合もあるそうですよ。
調査期間は1ヶ月ごと実施
調査は、訓練の修了時、1ヶ月後、2ヶ月後、3ヶ月後の計4回にわたって実施されます。
もちろん訓練の修了時にすでに就職が決まっていれば、その後は調査はおこなわれませんよ。
郵送で提出
訓練の最終日に、就職状況報告書というアンケート用紙と返信用封筒が配布されます形もあれば、卒業してから郵送でおくられる形もあるみたいです。
訓練校を通して国や都道府県に提出
調査は訓練校を通じておこなわれます。学校ごとにアンケート用紙を回収し、まとめて国や都道府県本部へ送られます。
就職状況報告書の内容は?
就職状況報告書には、提出する時点での自分の状況を記入します。
もし、就職していれば就職先の情報や雇用形態について、就職していなければその理由を記入して提出します。
正社員じゃなくても、「個人事業として起業した!」でもOK!
就職といっても、正社員以外でも大丈夫です。契約社員、派遣社員、パートやアルバイトでの就職も含みます。請負、起業、青色専従者となった場合も就労として報告します。
私も卒業後、個人事業主としてフリーランスになったので、正直にその旨を報告しました。私も不安だったので、先生に何度も相談しました。
こういう事も気軽に聞けるので、日頃のコミュニケーションは大事です。
3.実際どういうことを書くかというと。。。
このほか、訓練でおこなった内容を就職先で活用しているかどうかを記入する欄もあります。
4.就職しなかったらどうなるの?
不況なので就職先がなかなか決まらない状況の人や、さまざまな事情で就職しない人もいるでしょう。私もギリギリまで正社員で就職するか個人でやるか迷っていましたので。
実際には3ヶ月後まで就職が決まっていなくても、特に何もありません。そのことで訓練校から連絡がガンガン来るわけではないので安心してください。
しかし職業訓練校にとって就職率は、生き残りを掛けた生命線のようなものです。少しでも就職率を上げたいのが本音ですし、そのために日々努力していただいていますので、提出書類は必ず真実を記入し、期限を守ったり、誠意をこちらも見せたいところです。
5.まとめ
- 追跡調査提出は職業訓練生の義務
- 基本書類提出だが、学校によっては電話確認もあるかも
- 正社員就職以外の個人事業主になるのもOK!
就職が決まらないからといって、電話がかかってきたり、就職を促すような指導があるわけではありません。訓練後の訓練校とのつながりは、アンケート用紙のやり取り以外にはないので安心してくださいね。