引き続き、鉄の切断作業が続きます
イラストのようにフラットバーをポンチの外側に合わせてハンディクランプで固定して、金切りのこで切っていきます。なるほどこういう便利な器具もあるんですね。
「ハンディクランプ」や「金切りのこ」このような工具も少しずつ覚えていけば、今後ホームセンターで工具を見るのも楽しくなりそうです。
イラストちょっと分かりにくいですね。私の画力の限界です。。。
今日もひたすらギコギコ。
女性チームは、万力の高さが少し低いテーブルをあてがわれました。そのちょっとした気遣いがうれしいですね。
金切りのこ 前に押すか、後ろに引くか。
鉄を切断するのに今回、「金切りのこ」を使っていますが、皆さんこれ引くのか押すのかどちらが正しいか知っていましたか?
はい。正解は「押す方向に切れる」です。先生から教わってのは、上半身を動かさない、腕の力は使わない。ひじを体にピッタリつけて、やや下方向に力をかけながら体全体を使って押します。 引く時は力を抜いて体を起こします。
学校から1本替え刃を支給いただくのですが、押す方向に切れるように向きをよく見て付けないといけません。
金きりのこの歯数について
14刃(山) | 軟鋼、アルミ、鉛、プラスチック など |
18刃(山) | 真ちゅう、鋳鉄、アングル材 など |
24刃(山) | 鉄板、パイプ、ワイヤケーブル など |
32刃(山) |
のこ刃の山数は(ピンチ)は1インチ25mmあたりの山数で表します。
ひたすら、ひたすら金切りのこを動かしていると、本当に機械のありがたさが身に染みます。昔の人はこの作業をずっとしていたのですね。しかし正直、機械で切りたい。。。
そんな私の気持ちを察してか、指導員の先生が鉄の切断を手伝ってくれました。恐らく切断の半分は先生にお願いしたような状況でした。本当に体力を付けないといけないなぁ。
そして、切削面をやすりがけ
2.3日は鉄の切断作業を行っていたと思います。切断が終わったら鉄切のこで切った切削面を「鉄工ヤスリ」できれいにしていきます。
やすりがけ 作業のポイント
- 材料は、切削面が地面と平行になるように固定する。
万力に固定したら鉄の上に定規を置いて、四方から平行になっているか確認していました。 - ヤスリの方向 直行と斜行の使い分けをする。
一方向だけではなくて、方向を使い分けることできれいな切削面になります。
- ヤスリの力の配分
ヤスリの前方・真ん中・後方、どの部分が鉄に触れているかで、力の配分を調整します。こうすることで、より平らな切削面になります。
ヤスリの種類(断面形状)
- 平 … 平面
- 半丸 … 平面・曲線
- 角 … 角穴
- 三角 … 角穴の角・面
- 丸 … 穴
ヤスリの目について
目の形の種類
目の粗さ
荒目←中目←細目←油目(左に行くほど荒くなる)
まとめ
やっと鉄の切断を終えて、ヤスリがけが出来ましたが、周りの人たちはもう次の次まで工程が進んでいました。出来なかったら、そこまでだそうなので、何とかついていきたい気持ちですが、どうなることやら。次は穴あけと焼き入れになります。